アクアマエストロやアクアアドバイザーの資格を取得された方の中から、各方面に活躍されている方のご紹介をさせいただきます。 取材を希望される方は、自薦、他薦問いませんので、協会までご連絡ください。

きのした	あおい
木下	碧唯さん　（アクアアドバイザー）

木下碧唯さんは、管理栄養士で株式会社コンシャスの代表取締役でもあります。
オーガニックカフェの運営や、大学生を対象とした農業体験ツアーを企画されるなど、食の専門家として幅広く活動されています。


■ライセンス
「管理栄養士」
「薬膳アドバイザー」
「ジュニア野菜ソムリエ」
「食育アドバイザー」
「マクロビオティックコンシェルジェ」



管理栄養士ですので、もともと食に関すること全般に興味がありました。
学生時代に栄養学を専攻して、水について少しは学びましたが、「水は体にとってなぜ大切なの？」と聞かれると困ってしまうほど、きちんとした知識はありませんでした。
管理栄養士試験に合格し、さまざまな食に関する資格を取得していくうちに、自分が取り組んでいきたいテーマが「美」「食」「住」であることがはっきりしてきまして、中でも健康でいるために体の内側からキレイにすることの大切さを発信していきたいと思うようになりました。
そんなときに知人から「水のソムリエっていう資格があるのを知ってる？」と聞いたんです。
「身体の中からキレイにするのに欠かせないのは水、その知識を得るのに良い機会！」と思い、アクアアドバイザーの資格を目指すことにしました。



「社内制度.com」というサイトで管理栄養士としてのコラムを毎月書かせていただいているのですが、こうしたコラムを書く際、水の知識を一つのスキルとして活用しています。
栄養や食べ物の話だけではなく、水だけのテーマで書かせていただいたこともありました。
お水でキレイを作る」というタイトルで、私たちが日々必要な水分量の話から、水を飲むタイミング、疲れやすい人には炭酸水、といった話を紹介しました。 食の情報を発信するにあたり、幅が広がったと思っています。
もちろん、日々綴っている自分のブログでも水について触れています。



ちょうどアクアアドバイザーの勉強を始めた頃に、ラジオのお話をいただきました。
今年の2月まで半年間でしたが、渋谷のFMラジオで毎週土曜日に10分間のコーナーをいただいて、水の効能や特性、シチュエーション別の選び方をお伝えしていました。
「何気なくお水を選んでいたが、勉強になった」という声や、「むくみに効果的なお水、お酒を飲んだ時のお水の飲み方など、知っているようで不確かだった情報を知ることができて勉強になった」など、番組放送後すぐ反響があり、水が身体にとっていかに大切かということやミネラルウォーターに含まれるミネラルの効能など、まだまだ知らない人が多いんだなと改めて思いました。



私は地産地消、旬産旬消を広げたいと思っています。 日本の土地で採れた安心、安全の旬の農作物をいただくことが、身体にも環境にも健康的であると思っています。 ですので、運営しているカフェでは契約農家で作った無農薬野菜を取り入れていますし、若い世代にも無農薬の農業を広めたいと農業体験ツアーを企画したり、農業の現場には頻繁に足を運んでいます。 結構、農業に近いところにいるだけにバーチャルウォーターや水不足、水汚染について学べたのは非常に興味深かったですね。 農業による水不足と化学肥料による水質汚染が問題になっていることを知り、日本は豊富な水量はありますが、農業のやり方次第で水質汚染が問題になることも今後考えられなくはありません。 無農薬農業は水質汚染を減らすことにもつながりますので、栄養面だけでなく環境面でも無農薬農業の良さを伝えていこうと思いました。

5月2日には、私が企画した田植ツアーで多くの大学生と話をする機会がありました。
農薬を使わないことが水をキレイにすることにもつながるという話をしてみたところ、彼らは環境ということに非常に敏感で、お水の大切にとても興味をもってくれました。
何気ないところでもこうしたちょっとした情報を伝えていきたいです。



私のテーマである「内側からキレイに」を実践するには水は欠かせないものです。 このことは栄養面と絡めて機会があるごとに発信していきたいと思います。
それから、せっかくカフェの運営をしていますので、メニューにミネラルウォーターを取り入れるなどして食事に合った水の提供もしていきたいです。
そのためにもアクアマエストロの資格取得を目指したいですね。 料理によってミネラルウォーターの使い分けをする授業は是非受けたいですし、自分でも研究していきたいと思います。 そして、水の知識を自分のものにし、食と水と健康美について、多くの人に伝えることができる、インナービューティープランナーとして活動をしていきたいと思っています。