一般社団法人 アクアミネラーレ協会
Aqua Minerale Japan Association
アクアマエストロやアクアアドバイザーの資格を取得された方の中から、各方面に活躍されている方のご紹介をさせいただきます。
取材を希望される方は、自薦、他薦問いませんので、協会までご連絡ください。


中山 まゆみさん (アクアマエストロ)




第一回目はアクアマエストロの中山まゆみさんです。


中山さんは、アクアアドバイザーの資格を取得した後、2009年4月アクアマエストロの試験に合格。
資格取得と同時に、ご主人との念願のレストランをオープンさせ、こだわりのミネラルウォーターを取り揃えてサービスに活かされています。


Q アクアマエストロの資格を取ろうと思ったきっかけはどんなことからですか?

主人はシェフとして、長年ホテルのレストランで修行を積んでおりましたので、いつかは自分たちのレストランをオープンさせたいという夢がありました。
それがいつになるか具体的な話にはなかなか至りませんでしたが、来たる日のために私自身テーブルコーディネートやフラワーアレンジを勉強したりと、お店をサポート出来るよう細々と準備をしていました。
そんな時、目にとまったのがアクアアドバイザーとアクアマエストロの資格でした。
料理に使う野菜を茹でるのも水、コーヒーや紅茶に使うお湯も元は水です。
食の原点は水じゃないかと、まずは水のことを根底から学んでみようと思い、アクアデミアの門を叩きました。
レストラン経営に必要な知識、役に立つ知識には水よりもワインの方が手っ取り早いのかもしれません。
ただ、ワインは敷居が高いと感じてましたし、私自身お酒があまり得意ではないんですね。
苦手な分野よりは、身近でとっつきやすいものの方が楽しく勉強出来るだろうと思ったんです。


Q 勉強してみて、どんなことが興味深かったですか?

水の勉強はすべてが目から鱗でした。勉強するまで水を飲むということさえしなかった私は、ミネラル成分によって水に味の違いがあるなんて知りませんでしたし、何よりも炭酸水を飲むことができなかったのです。
毎回様々な水をテイスティングしていくうちにすっかり炭酸水にも慣れ今では、私と同じように炭酸水を飲めないという人にも自信を持っておすすめできるようにもなりました。
勉強していて何よりも興味深かったのは料理と水の相性でした。炭酸水は口の中を洗い流してくれて、次の料理をいただく時に、前に食べた味に影響されることなくおいしくいただけるようになりますし、軟水、硬水で作った料理の味の違いなど、レストランオープンを考えている私にとっては参考になることばかりでした。


Q アクアマエストロ合格とともにレストランもオープンすることになったそうですね。

偶然のめぐり合わせなのか、アクアマエストロの合格通知をいただいた頃にレストランをオープンさせる話が具体化してきました。
主人はイタリア料理を得意としているため、スパニッシュイタリアンのレストランにしようということになり、今年の6月27日、自宅近くの東京都北区赤羽にオープンさせることができました。

ドリンクメニューには、もちろんナチュラルミネラルウォーターを揃えました。 私が足を運んだことのあるレストランでは、ミネラルウォーターは2種類というところが殆どでしたので、お客さんが選べる楽しさを持てるようにと考え、それぞれナチュラルとスパーリングと揃えて4銘柄、7種類です。 スパニッシュイタリアンのお店ですから、まずは、スペインのサンタニオル、イタリアの水にはガルバニーナブルー、私のこだわりで最も好きなイギリスのウィローウォーター、軟水では、スタイリッシュなデザインボトルのノルウェーのヴォスを選びました。

ドリンクメニューには、水の持つ力や効能についても記載していますが、まだまだボトルのデザインや値段で選ばれるお客さんが多いです。 それでも、女性の方はメニューにあるミネラルウォーターのコメントを真剣に読んでくださいますし、アクアマエストロの資格についても、どうやったら取得できるのかなどいろいろと質問されますよ。
水のノウハウと資格については、まだまだ知らない人の方が多いので、少しずつでも広めていきたいです。


Q お客さんにサービスする仕事を通して、気づいたことはありますか?

水のサービスの仕方がまだまだ難しく、これが私の今の一番の課題だと思っています。
アクアマエストロがいるレストランですので、ミネラルウォーターの良さを出していくことができるサービス方法を考えたいと思います。
お客さんは「水をください」とおっしゃいますが、「水をください」イコール「浄水器」の水を出すのではなくて、「水のリストを見せていただけますか?」と言われるようなレストランにしていきたいです。


Q 今後、どういった活動をしていきたいですか?

ランチとディナーの合間の時間にでも、お店で簡単な水のセミナーを開いたり水を飲み比べできる日を設けてみたり、ミネラルウォーターの魅力を伝えることもしていかなければならないと思っています。
マエストロコースの授業でも勉強しましたが、パスタを軟水、硬水で茹でたときの違いなどレストランだからこそできることをお客さんに体験してもらいたいと考えています。

あとは忘れてはならない環境問題。アクアマエストロとして水を守ることは大事だと思っています。
うちのレストランは野菜メインで、契約農家から無農薬、低農薬の野菜を仕入れていることもあり、環境についてのニュースや情報にアンテナを張るようになりました。
環境を守ることは水を守ること、おいしい野菜を安心して食べることにもつながっています。
ミネラルウォーターのキャップを回収するボックスをお店の中に設置し、エコキャップ推進委員会に協力したりと、アクアマエストロとして、ミネラルウォーターをおすすめするだけでなく、環境やエコなどにも取り組んでいきたいと思います。


Katsukitchen(カツキッチン)
http://r.gnavi.co.jp/e732200/?ptb=10
東京都北区赤羽1-59-6
TEL 03-5939-6791
JR赤羽駅から徒歩7分