水の“硬さ”はミネラル含有量の違い
そもそもミネラルウォーターとは地中の鉱物、つまりミネラル分が溶け込んだ地下水を原水とするものです。種類も豊富で、味わいがそれぞれ異なることに気付くことがあるかと思います。その味わいはまろやか、しっかりとしたものなど実にさまざまです。
これには水の「硬度」というものが関係しています。
「硬度」とは水の中に溶けているカルシウムとマグネシウムの量を数値化したものです。カルシウムとマグネシウムは人間の体に欠かすことのできないミネラル。硬度の計算・分類方法は、国や機関により異なりますが、1リットル中に含まれる量を算出し、100㎎/l以上を硬水、それ未満を軟水と呼んでいます。ちなみに、1000㎎/l以上は超硬水ともいわれています。
「水が硬い、柔らかい」というのは、この硬度の違いによるものです。一般的に軟水は軽い口当たりに、硬水はミネラル成分を多く含むほどしっかりとした味わいになります。マグネシウムが多くなると少し重みがでてきます。
※アクアミネラーレ協会では、理化学辞典による178㎎/L未満を軟水・357㎎/L以上を硬水としており、その間は中程度の水ということで、中硬水と呼んでいます。
出典:「基礎知識からわかるミネラルウォーターBOOK 」