カルシウム、マグネシウムが体を助ける
健康志向の高まりを受けて、カルシウムとマグネシウムを多く含む硬水への関心が高まってきています。硬水はカルシウムは骨や歯を強くし、心臓の動きや血液の状態を正常に促し、高血圧や動脈硬化を予防するといわれています。マグネシウムはカルシウムの働きや吸収を助けるとともに、心臓などの循環器と関係も深く、狭心症や心筋梗塞、脳卒中などの心臓疾患の予防すると期待されています。
カルシウムは現代人にとって最も不足しているミネラル。不足すると骨粗しょう症を招くことにもなるので、適切な摂取が必要です。さらに注目したいのが、カルシウム・マグネシウムにコレステロールや中性脂肪を分解する働きがあるとされていることです。コレステロールや脂質が多く溶け込んだ血液は現代人の多くが抱える生活習慣病や、脳梗塞や心筋梗塞などの原因になります。硬水を摂取することが、これらの予防につながると考えられています。
ただし、胃腸が弱く、下痢を起こしやすい人は注意すること。また、硬すぎる水を常用すると結石の原因となる可能性もあります。疾病のある人は医師に相談して、適切に飲むことをおすすめします。