ストレスや不眠には硬水を

カルシウムとマグネシウムが気持ちを穏やかに

水には沈静作用があります。ストレスを感じたとき、ゆっくり水を飲むと気分が落ちつきます。ミネラルウォーターに含まれているミネラルの中でも、カルシウムやマグネシウムには精神を安定させる作用があります。カルシウムはイライラや不眠を緩和させ、マグネシウムは神経の高ぶりを抑えます。また、ストレスを感じるとマグネシウム不足を引き起こすこともあるので、現代人は意識して摂取したいもの。硬水はこれらのミネラルを豊富に含んでいるのが特徴です。
カルシウムはマグネシウムと連携して体内で働くので、カルシウムとマグネシウムの比率は2対1くらいのものがよいでしょう。ストレスを感じたときには冷たくして、眠れないときにはあまり冷やさずに飲むと、気持ちが和らぎます。

出典:「基礎知識からわかるミネラルウォーターBOOK 」
井上正子
取材協力
井上 正子日本医療栄養センター所長・医学博士・管理栄養士・元北里大学保健衛生専門学院教授

女子栄養大学卒業。昭和大学医学部生理学教室にて学位取得。
その後、順天堂大学医学部、女子栄養大学、日本大学松戸歯学部などの講師を勤める。
1973年に日本医療センターを設立し、地域に根づいた栄養教育や企業での栄養管理指導者として乳児から高齢者までを対象にオールラウンドな教育活動をするかたわら、テレビや雑誌などで栄養学的立場からアドバイスを行っている。

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