ヨーロッパは水先進国。水源の自然環境保護に徹底して取り組む
日本のミネラルウォーターは殺菌が義務づけられています。その一方でヨーロッパのミネラルウォーターは統一基準によって殺菌処理が禁じられています。そのため、欧州委員会の厳しい条例に基づいて採水、ボトリングが行われています。とりわけ、採水地の水源は厳格に保護されています。水質が汚染されないよう、採水地の周囲数万ヘクタールにわたって環境保全が徹底されているのです。たとえば、水源の周囲を保護区域にすることで森林や草原を保ち、農薬の使用を禁止、または厳しく制限しています。ヨーロッパではミネラルウォーターへの深い理解とともに、環境を維持する努力が長きにわたり、続けられているのです。
出典:「基礎知識からわかるミネラルウォーターBOOK 」