ご無沙汰しております。江口慶太です。
2012年6月から記事を書かせていただき、休み休みでやっと最終回のインド編を書くことになりました。
休み(サボり)過ぎだろ!とツッコミを入れられても仕方がないという気持ちで書いています。
コラム〜水と暮らし〜 の最終回は、私が最後に訪れた国インドの話です。
様々な国を旅しましたが、カルチャーショックを何度も何度も受けた国でした。
人、牛、犬、糞、蠅、蚊、ゴミ、ほこりが尋常じゃなく多く、そして、臭い。
と、負の印象からはじまったインドの旅。
途上国でよくある光景なのですが、道路と歩道の境に溜まっている水が排水できていなく、緑色に変色して腐っているのをインドでも見かけました。
このように、インフラが整っていないインドの水道水はおいしいと思いますか?
答えは、わかりません。
だって、どぶ臭くて飲む気になれなかったので。
インドの飲食店では、日本と同じようにお冷を出してくれる習慣があるのですが、それも飲まなかったです。
商店やスーパーで販売しているミネラルウォーターは、ピュリファイドウォーターばかりで、メキシコや南米、モロッコなどの国と同じ無味無臭でした。よって、〜水(飲み水)と暮らし〜 については皆さんにお伝えしたいのは注意のみです。
危険!水道水!と。
しかし、〜水(川)と暮らし〜 についてはとても興味深い文化があります。
約80%のインド人(8.3億人)が信仰しているヒンドゥー教では河川崇拝があり、沐浴の儀式が昔から大切にされています。
特に、ガンジス川は、川の水そのものがシヴァ神の身体を伝って流れ出てきた聖水であり、川自体も女神ガンガーとされているため「母なる川ガンジス」として河川崇拝の中心となっていて、
死者を川岸で火葬し、灰をこの川に流すことは死者に対する最大の敬意とされているようです。
今を生きており、信仰に厚いインド人は、ゴミとかは捨てられないし、町中糞だらけだけど、私のテーマである「水」と古くから強い繋がりを持っている神秘的な人たちでした。
旅人の間では、好き嫌いがはっきりと分かれる国のインドですが、私は好きです。
〜挨拶〜
私の「江口慶太の世界一周水企画」これで終わりとなります。
コラム〜水と暮らし〜 とミネラルウォーター紹介「ミズラン」を今までお読み頂いた方々、本当にありがとうございました。
生きるか死ぬかの旅をしながら、記事ネタを集め、提出の締め切りがある記事を書く。
ということは、旅の最中はとても大変でした。
しかし、皆さんに、自分の大好きな、そして皆さんも大好きな水について伝えたい。
という想いでここまで書かせていただきました。
本当にありがとうございました。
ご協力いただきました、アクアミネラーレ協会の阿久澤理事長、山中さん、鈴木さん、藤田さん、株式会社シーネットの檜垣さん、ありがとうございました。
また、採水地訪問でお世話になりました、大塚食品株式会社の岡本様、金子様、佐藤様、ポッカサッポロ フード&ビバレッジ株式会社の深野様、GEROLSTEINER社のSpilleさん、Thomasさん、Melanieさん、Arndさん、Willow Water社代理店のIanさん、Willow Water社のStevenさん、ありがとうございました。
私の水を巡る旅はまだまだ始まったばかりです。
旅の最中よりももっと水を好きになった私は、これからも水について様々な情報を発信したいと考えております。
そして、水が大好きなたくさんの方々ともお会いしたく思っております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
2015年8月31日 江口慶太