一般社団法人 アクアミネラーレ協会
Aqua Minerale Japan Association
#3 水と暮らし アメリカの国立公園編

私はここ1ヶ月近く、グランドキャニオン国立公園やヨセミテ国立公園など、
アメリカの国立公園を巡る旅をしています。
今回は国立公園内の主な施設についてとそれぞれの飲み水環境について書かせてもらいます。

1.ビジターセンター
(1)ビジターセンターについて
ビジターセンターは来園者が情報収集の為に最初に利用する施設です。
公園の歩き方(主にトレイルについて)を説明してくれ、
小さな博物館、お土産屋、トイレなどが揃っています。

(2)飲み水環境
トイレ内や外に必ず水道があります。
トレイルに挑戦する来園者が水筒に水道水を入れてからスタートする姿を良く見かけました。
しかし、私も何度も水道水を飲みましたが、塩素臭くて美味しくないです。
また、ビジターセンター付近にはグロッサリーストアーがあり、軟水やピュアリファイドウォーターなど、
様々な銘柄のミネラルウォーターが並んでいます。
値段はコンビニより少々高めです。

2.キャンプサイト
(1)キャンプサイトについて
それぞれの国立公園内には何箇所かキャンプサイトがあります。
一泊の料金は無料〜20ドルと様々です。

(2)飲み水環境
トイレ内には手洗い用の水道、外には炊事用の水道が必ずあります。
売店は無い為、お水が飲みたい場合は水道水を飲むしかありません。
しかし、何度も言いますが、水道水は塩素臭くて美味しくありません。
標高が低いキャンプサイトではお水がぬるく、飲めたものではありませでした。

3.トレイル(ハイキングコース)
(1)トレイルについて
それぞれの国立公園には大自然の中を歩けるようにたくさんのトレイルがあります。
短いトレイル(0.5マイル)から長いもの(30マイル以上)まで様々です。

(2)飲み水環境
水道があるトレイルとそうでないものがあります。
例えば、私が挑戦した中でも、暑い環境のグランドキャニオン国立公園の谷底にあるトレイルでは水道が約5マイル毎にありましたが、ヨセミテ国立公園の標高3000mのトレイルでは寒い環境の為なのか水道はありませんでした。水道の有無については、ビジターセンターで確認出来ます。

以上、3つの施設について書かせてもらいました。


国立公園内の水道水はまずい!!
というだけの話になってしまいすみません。
でも本当に美味しくないんです。
周りは大自然なのですが、水道水は美味しくないという事実をいつも残念に思いました。

しかし、トレイルで歩き疲れて喉がからからの時に飲む水道水は、とても美味しく感じたことも確かです。

人間の感覚って勝手ですね・・。

もし、アメリカの国立公園のトレイルを歩く機会がありましたら、
ミネラルウォーターの持参を強くお勧めします。
歩き疲れた後に飲む美味しいミネラルウォーターが、格別な味になる事は間違いありません。

グランドキャニオン国立公園 谷底トレイルにある水道