一般社団法人 アクアミネラーレ協会
Aqua Minerale Japan Association
#6 〜水と暮らし ペルーの温泉編〜

旅をスタートしてちょうど半年が経ちました。最近では旅が日常となり、むしろ、日本で過ごしていた日々が非日常と感じてきています。日本にいる時には様々な場所に旅に出たくなる『旅欲求』が生まれていました。それと同様で、旅に出ていると日本を感じたいという『故郷欲求』が生まれてきます。つまりホームシックのようなものです。私にとって、その中でも特に強い欲求の一つに『入浴』があります。

今まで、北米、中米、南米と旅をしておりますが、浴槽がある安宿などは見つけられたことがありません。シャワーばかりですし、時には水シャワーです。高級ホテルにはついているのでしょうが、私の予算では絶対に泊まれません。
最近では、1泊800円でも高いと思うのですから。私は訪れた国に温泉があると聞くと、遠くても向かいます。

もう3ヶ月も前の話ですが、アメリカのイエローストーン国立公園の温泉に行きました。温泉と言いましても、普通の川に温泉水の川が合流している場所があり、ちょうど良い温度の場所を見つけて入るだけです。

そう、3ヶ月前に浴槽?ではなく、温かい川に入っただけです。つまり、浴槽には半年間(旅に出てから一度も)入っていません。『入浴』は私の中で欲求を通り越して、『夢』(日本人にとって入浴が出来ないことはかなり深刻なのです・・・。)に近い存在となってきていました。

しかし、ここペルーに来て、ついに『夢』を叶えることが出来ました!温泉に入ることが出来たのです!それも、個室温泉です!

ペルー北部の山あいの街「カハマルカ」は温泉で有名な街です。インカ帝国最後の皇帝「アタワルパ」が侵略してきたスペイン人に幽閉されていた土地。それも、最後は温泉につかっているところを囚われたそうです。気持ち良くつかっているところ可哀想に。その後、インカ帝国は滅びました。

カハマルカの街の中心からコレクティーボと呼ばれる乗り合いのバンに揺られて約20分で「BANOSDELINCA(バニョスデルインカ)」という温泉施設に到着します。


囲いのある大きな施設で、現地の方々も温泉好きが多いようで、たくさんの人を見かけました。入口にはチケットブースがあり、1人6ソル(約180円)で30分間入れるとのこと。
「30分だけかよ・・・。」とぶつぶつと文句を言いながら入口の門をくぐると中庭があり、更にその奥では湯気が昇っていました。近づいてみると、いくつもの源泉が!湯気は硫黄臭ではありませんが、嗅いだことのある温泉臭がしました。それは臭いのですが、懐かしい匂いでした。更に奥には建物があり、中に案内されました。
中に入るとおじさんがいて、チケットを確認したら浴室まで案内してくれます。浴室に入ると、壁にはフック、椅子が一脚、空の浴槽がありました。浴槽の上部にはバルブが2つあります。おじさんの説明を聞くと、片方のバルブが温泉で、もう片方が水で、自分で温度を調節して入ってくれとのことでした。
もちろん、お湯を溜める時間も30分の制限時間に含まれるのですが、バルブをひねると、その勢いはものすごくて、みるみるうちに広い浴槽の中に温泉が溜まっていきます。温泉は源泉からそのままきているようで激熱ですので、水で薄めてちょうど良い温度にするのですが、私は熱風呂派なのでかなり熱めに☆

温泉につかっている時間は至福の時でした。思わず雄叫びをあげてしまいました。「温泉最高〜〜!!!」と。そして30分後、廊下に出て一服。私は禁煙者ですのでタバコではなく、もちろんミネラルウォーターで!今回のミズランでも紹介させて頂いた「SanMateo」を片手に、一気に飲み干しました!汗が止めどなく出てくる中、美味しいミネラルウォーターの一気飲みは最高でした。全く味わってないですけどね。更に、お肌を触ってみるとスベスベに!温泉効果恐るべしですね。心身ともに癒されました。

結局、次の日も温泉に通ってしまいました。カハマルカでは良い休養を取ることが出来ました。

まだまだこれからも世界各地の温泉で美味しいミネラルウォーターを飲む旅は続きます。