最近の栄養学では、水は6番目の栄養素という見方がされています。糖質やタンパク質、脂肪の3大栄養素、ビタミン、ミネラルに次ぐものというわけです。ミネラルウォーターは5番目のミネラルが6番目の水に溶け込んだものなので、健康への効果で注目されているのです。一方で、水分を積極的かつ意識的にとる「アクティブドリンキング」という考え方があります。水は大人の体重の約6割を占め、人間の体に不可欠なものです。水を飲むことは体を活性化させ、体を最良なコンディションに保ちます。
水のパワーを効果的に取り入れるためにもミネラルウォーターに注目したいもの。毎日の飲み水として何を飲むかは、知識を持って賢く選択することが健やかな毎日につながり、健康への効果も期待できるはずです。
- 女子栄養大学卒業。昭和大学医学部生理学教室にて学位取得。
その後、順天堂大学医学部、女子栄養大学、日本大学松戸歯学部などの講師を勤める。
1973年に日本医療センターを設立し、地域に根づいた栄養教育や企業での栄養管理指導者として乳児から高齢者までを対象にオールラウンドな教育活動をするかたわら、テレビや雑誌などで栄養学的立場からアドバイスを行っている。